左頸骨高原骨折闘病記⑥ 入院中に金縛り

左脛骨高原骨折、左腓骨近位端粉砕骨折で、転位が少なくて保存的治療となりました。

左頸骨高原骨折闘病記⑤の続き

5月11日~
家から比較的近い病院で入院加療することになりました。

トイレは車椅子で入れるし、
食事も3食出るし、
着替えなども手伝ってもらえるのが有り難い。

そしてなにより、
人とのコミュニケーションが取れるのが精神的に良かったと思う。
その辺は人それぞれだと思うけど。

骨折部ではなく、膝から足首にかけて痛い。
身体を起こしていると足が腫れてくるので、
仰向けに寝て足の下にクッションやバスタオルを置いて寝ているが、
同じ姿勢でいると腰が痛くて、
もうなんだか反対足や両手まで疲れて、
一日3回のロキソニンも効いてる時間が短く、
夜は座薬を使ってしのぐ。

痛い痛いとゆってる間に、たった10日程で、足首の関節や足指まで固まってしまった。

夜中もウトウトすることが多いためか、変な夢をみた

以下、夢の話。

真夜中に、誰かがベッドサイドに座ったような気がして、
夫が来たのだと思い、
「よくこんな時間に入れたね」と話しかけても返事なく、

突然、なにかが上に覆い被さってきて息苦しくなった。
ナースコールを押したけど、誰も来てくれずに、ひたすら
「看護師さあん、看護師さあん」と叫ぶ。

そのうちに、体が宙に浮いて、
隣の窓から連れだされそうになり、

ベッドサイドのカーテンを掴んで抵抗しながら、
「看護師さあん、看護師さあん」
と叫んでいたら、

「わいままさん」と、声をかけられ、
懐中電灯で照らされて、目が覚めた。

看護師さん:「大丈夫ですか?」

私:「連れ去られそうになりました」

看護師さん:「そういうことはよくあるんですか?」

私:「いいえ」

看護師さん:「誰も連れ去ったりしませんよ。見守りにも回ってますから大丈夫です。ベッドサイドの電気はつけたままにしておきましょう。」

と、言い残して去っていった。ほっとした。

夢だったんだけど、あのまま起こしてくれなかったら、私はベッドから落ちるか何かして帰らぬ人になってたかも。

後日、その時の看護師に、
「あの夜起こしてくれたから、あなたは命の恩人やわ」
というと
「(精神科は)専門外やし、どうしようかと思った」
と笑い話になったけど、

私はほんとに命の恩人と思ってます。

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